人間の老化同様、シニア犬・老犬たちは徐々に体力が落ちていきます。
寝てる時間も増えてきて、動きがあまり活発では無くなります。
散歩行かなくていいんかな?
結論から言うと、老犬でも散歩は必要です。
わかってはいましたが、その理由なども深掘りしてみます。
老犬に散歩が必要な理由
散歩に行かない理由を挙げる事は簡単です。
うちのは室内犬だから。
忙しくて時間ないから。
脚が汚れると面倒だ。
外は暑くて(寒くて)
かわいそうだから。
…などなど、いくらでも出てきます。
では逆に、行くべき理由を確認してみましょう。
①メンタル的な要因
外では、家の中では得られない情報をたくさん得る事が出来ます。
それが気分転換にもなり、ストレスの軽減にも繋がっています。
ためしに窓際で、外気に向けて抱っこしてあげて下さい。
そうすると乗り出して鼻を忙しく動かし始めると思います。
車の中でも、窓の外に顔を出そうとしますよね。
画像は窓の下より外気を伺ううちの犬。届かん。
外界の刺激に興味深々。
メンタルの活性化で、高齢化を鎮めよう!
ストレスと高齢化については下記記事でも書いています。
②フィジカル的な要因
これは単純ですが、歩く事自体が運動になります。
心肺機能や筋力の維持に繋がるので、老犬には大事です。
あんまり歩かない犬もいますけどね。
うちのすばるも、以前ほどは歩かなくなりました。
画像は散歩中に私の顔色を伺うすばる。こういう時は「もう帰ろうぜ」or「うんちしたいから止まれ」のどちらかですね。
体力は変化しているので、距離や時間は以前より短くなることもあってOKです。
前述したメンタル面への刺激を考えると、回数を減らさないようにしたいですね。
③コミュニケーション側面
“飼主と犬の共通イベント”の機会としても、おざなりに出来ないです。
以前にドッグトレーナーより、散歩の重要性を説かれた事があります。
トレーナー「犬はリードを通じて、指示してくれる人を主と認識します」
しつけにおいて、関係構築に散歩は欠かせないという事でした。
うちは散歩が足りてないって事…?
なんだと有吉。
…現在も私たちは関係構築の進行中です。(そのうち主と認めてくれるかな?)
イベントとしては食事や遊びもありますが、“アウェイでマンツーマン”なのは散歩ぐらいかな。
カップルの“吊り橋効果”と同じように、嫌でもパートナーを意識出来る貴重な機会です。
犬を軟禁させていないか?
少し過去に話はとびます。
30年以上前ですが、私の実家には老犬のマルチーズがいました。
私の爺ちゃんによって手懐けられており、とても従順な犬でした。
有吉が主に散歩係でしたが、小学5年生の私にはファミコン等の誘惑も多く
散歩に行ってもソッコー帰って来てた身勝手な記憶があります。
そのうち老化が進んで、トイレの失敗など叱る機会が多くなってしまいました。
散歩が足りてなかった事が老化の進んだ原因だったかも知れないのに。
その犬は文句ひとつ言わず、1年後には死んでしまいました。
己の理不尽さを反省しています。
こんな後悔してる事ありません。
諸説にもよりますが【犬の1週間=人間の1か月】と聞いた事があります。
ほんの1週間散歩に行けない事は、犬にとって1か月の軟禁となる訳です。
無意識のうちに軟禁生活させてたなんて可哀そうすぎますよね。
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